IKU ~vol.08 イクかどうかはシナプスの問題である

 

女性からよくされる質問に「どんな女性がイキやすいか?」と言うのがある。そういう質問を私にする時点で、すでに藁をも掴む心境なのだから仕方がないが、一般化した形を求めるのは、精神的に弱っていることが多い。「結局、美人が好きなんでしょう?」「男性は胸の大きな女性が好き」と決めつけるのは、言っている本人の心の投影に他ならない、それと同じ理由だ。

 しかしながら、あくまでも「傾向」と言うことなら、そういう質問にも答えることはできる。

 「代謝がよいこと」「冷え性でないこと」「血行がよいこと」

 以前、話したように「イクかどうかはシナプスの問題である」のだが、イクことを促進する体内環境としては、上記に挙げたようなことが重要だ。イケないと悩む以前に、身体を健康的な状態に持っていきたい。特に子宮周り–と言うより下半身–の血行は重要で、インナーマッスル【深層筋といわれる腸腰筋、中殿筋など】を鍛えることは有効だ。ティラピスのCカーブ、ヨガに代表される運動が良い。最近では、ホットヨガなどもかなり普及しているので、試してみる価値がある。

 大好きな人とのセックス、愛撫を始まり感じてくると、なぜかお腹が鳴る、、と言う経験してる女性も多いのでは?これは、刺激を受けて腸の活動が活発化するからで、正常な反応だ。「逆もまた真なり」で、腸の運動などがスムースだと感じやすくなる。

 だんだん漢方系の医者かどこかのカウンセラーのようなことを言うが、食生活も肝心だ。冷え性の人は身体を冷やす飲食を避けた方がいい。

 「ポジティブであること」「なんでも積極的に楽しむ」

 イクと言うことを目的にしなくても、ポジティブでありたいものだが、実際にネアカな人はイキやすい。あっけらかんとして、どんな状況でも楽しめる女性にイキやすい女性が多い。イキまくっている女性から深刻な顔されて「アタシ、死にたい、、」と言われことより、逆のタイプの女性からそう相談される方が多い。

 「イケさえすれば、ポジティブになるのでは?」と言うのは、本来違うのだが、それをきっかけとして色々試すことになれば、それはそれで、ひとまずはいいと思うが、疲弊する前に発想の切り替えが必要になってくる。

 「妄想」「想像力」

 全くHに関心のない人たちを除いて、誰でも自分のHな世界を持っている。どんなHを楽しみたいかを妄想するのは、個人の勝手、と言うより権利だ。妄想は、「ただ抱き合うだけでいい」という謙虚なものから「激しくバックで」という「通常の範囲」から、SM系、輪姦系、露出系、コスプレ、イメージプレイやストーリープレイ、フェチ系まで多岐に及んでいる。

 ただ、これらの「妄想」「想像力」も、ある程度「訓練」が必要だ。人に対する関心を持ち、注意深く観察し、想像を巡らせる。少々論理の飛躍があるように感じられる人もいるかもしれないが、人に関して無関心な人はイキにくい傾向があるように思う。

 寝る前にベッドの中でHな想像をする。そういう状況を「ミジメ」と感じてはならない。(そう感じる人多いんだよね、ひとりHでも) むしろ積極的に楽しんでみよう。これは、イクことの直接的決定力のあるシナプスの結合を促進する、と言うことの他に、自分の気持ちをHに持っていくイメージトレーニングとなる。

 「自分の身体に関心を持つ」「触り続ける」

 鍼の原理と全く同じで、人は触れているところの血行が良くなり、神経が過敏になる。

 例えば、背中は普段繊細に触れられることがないので、仮に5cmくらい離れた2点を押したとしても、1点で押されたのか、2点で押されたのか目をつぶっていると判別が難しい。それでも、触り続けるとその部分が過敏になり、訓練によって1cmくらい離れた2点を押されたときの判別が可能になる。

 クリトリスもGスポットもそこを触れ続けるとそこに血流が集まるようになる。活性化し敏感になり神経も繊細になっていく。神経はセンサーであるので、取得情報が多くなり、脳への刺激も多くなり、シナプスの融合を促進する、と言う原理だ。

 自分の身体に関心を持つ、と言うことが重要なのだ。ボディビルダーが鏡を見ているのは、単にナルシストだからではない。見ながら神経をそこに払い「何番の筋肉を鍛えよう」として意識しているのだ。それと同じ。

 適度なナルシスト–自分が好きであること–は、イクことに重要なファクターとなる。

 イクのは、結果として得る「授かりもの」だ。セックスの上手いパートナーを探すのも重要なことではあるが、それ以前にしておく準備もある、と言うことだね。

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