IKU ~vol.07 脳に身体の感じ方を気付かせ、シナプス結合を誘導する

 

「イク」のは性器ではなくて、脳でイッている。この当たり前のことを、よく掘り下げて考える必要がある。

 千差万別なので、触れるだけで何度も何度もイッてしまう女性もいるのも事実だ。すでに脳に太い回路が発達していて幸せな—イキ過ぎて困ると言う悩みを抱えてる場合もあるが—人生を送っている。そういう女性は「性の彷徨」に旅立つことはない。求め彷徨い、今、この文章を読んでいる女性の多くは、満足の伴うエクスタシーを得られずにいる。

 イクことを達成させるためには、脳のシナプスを結びつける必要がある。これは自分の意思でコントロールすることがある程度可能だ。

 脳の障害で倒れた、栗本 慎一郎氏【経済人類学者:有名著書『パンツをはいたサル』】のリハビリでは、動かなくなった手とは反対の手を鏡を映してあたかも両手が動いているかのように脳に見せて、動かなくなった手の運動を司るシナプスを結びつけ、運動機能を見事に回復させた。

 ここで誤解頂きたくないのは、イカないことは障害ではない、と言うことだ。むしろ生物学的には、女性がイクことの意味は、男性のそれほど強くない。「授かりもの」と言った方がいいものだ。ただ、多くの女性がその恩恵に与るチャンスがある。

 そう考えると、何となく悶々とする夜のセクシャル・ファンタジー【Hな想像、妄想のこと】は、イクためのシナプス結合にかなり有効な脳の体操だ。

 補助的に、最近では女性向けのAVなんかも充実して来ているようなので、それらの活用も積極的にしてみたい。女優さんの演技であれ、他の女性がイクところを自ら投影して置き換えてみる作業も脳の運動にいい。

 ハプニングバーやその他、大人のパーティーなど他の女性がイクところを垣間見る機会もある女性もいるだろうが、勉強になる!と喜ぶ女性がいる一方で、ドン引く女性もいるので、いいか悪いかは人による。ただ、そこでは女性同士のホンネ話しができる。かなり精神的に楽になるようで、脳の準備運動、環境作りにはいい。最近では、もう少しマジメなグループカウンセリングなんかもあるようだ。

 パートナーの前で、イッたフリをしてしまっている女性には、なかなか言いにくいことだろうが、パートナーに協力を頼んでやってほしいことがある。(と言うか、実験的に私がしようと思っている)

 用意するものは、ビデオカメラ、モニター(液晶の方がいいかも)だ。録画することが目的ではなくて、実況することが目的だ。  

セックスの時、仰向けで(あるいは横向きで)、女性がモニターが見えるようにしておく。カメラを手持ちにするか、固定にするかはプレイの内容によるが、パートナーが今、女性に何をしているか、と言うのを女性が見えるように実況しながらプレイする。ちまたで言う「ハメ撮り」だが、あくまでもその女性のためにする「ハメ撮り」だ。

 女性は、モニターを通しパートナー目線で自分の身体をみる。今、自分の身体にされていることがモニターに映し出されいるので、「もう少し右」とか「そこ」とか言いながら、自分のクリトリスにパートナーの舌が這っているときさえも、逐一それを目の前で見て、しかも同時に身体で感じることになる。これは、かなり強力な脳への刺激になる。

 この刺激は、コスプレや目隠しして興奮するって言う種類のものではない。脳に身体の感じ方を気付かせ、シナプス結合を誘導する刺激だ。

 信頼関係がないとできることではないが、アナタに話しの分るパートナーがいたら、ぜひ提案して欲しいプレイだ。

 「鏡を見ながらしてはどうなの?」でもいいのだが、光を落とした部屋で「寄った状態」で、パートナー目線で見て欲しいのだ。その為にはビデオカメラの方が有効だ。実況だけでなく、録画もしたのであれば、自習—ひとりH—の時に活用もできるしね

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