IKU ~vol.06 誰かに認めてもらいたい気持ちは変わらなかった。

 

Lさんは、身長160センチ、体重49、離婚歴あり、27才のクリエイティブ系のお仕事をするショートの髪が似合うスッキリとした顔立ちの女性だ。23才から26才の約3年間、15才年上の男性と短い結婚生活を送り、円満解消した。一見派手な業界にいながら、Lさん自身は至って地味、、と言うより自然派志向で、都会で働く自分に若干の違和感さえ感じている。耳の他にボディピアスしている。月に何回かホットヨガに通い、散歩が好きで、2-3時間のウォーキングは何の苦もない。「お一人様」の食事を自嘲気味に話す割に、ひとりであることを楽しんでいる。「私には、ひとりの時間が必要」と言うことと結婚の自然解消は無縁ではない。

 年上の男性とのSex、何よりも肌を合わせるのが好きだったが、男性側の身勝手さを感じることもあった。早朝、準備も出来ていない身体にインサートされたり、多少乱暴な扱いであったりはしたが、比較できるほどの経験もなかったので、当時はそれで良かった。「イク」と言う感覚はなかった。

 四角四面、杓子定規でモノ考えるタイプではなかったが、マジメな性格だったし、育った環境が田舎だったせいか、何より人の目が気になった。地元の学校では生徒会の活動をやっていたし、近所では箱入りの娘さんだったし、父親は役所で働いていた。

 田舎を出ることに躊躇はなかった。誰かに認めてもらいたい気持ちは変わらなかった。

 離婚した後、しばらくは、清々しい気分でひとりであることを満喫していた。恋愛をしたい気分はなかったが、女であることを確かめたかった。

 当時の私は日々遊び相手を、より多く経験できるようパートナーを探している頃だった。興味津々学習意欲旺盛で試行錯誤を繰り返し、思春期以来女性のことばかり考えている頃だ。だからと言って、特別にガツガツしていたそぶりを微塵も見せなかったのは、一般的な男性に比べてはるかに女性関係が満たされていたこと以上に、自己コントロールが効果的に発揮できるようになっていたからだと思う。そんな頃に、Lさんと出会った。

 恋愛する気のない相手として、経験のある男性としては、私は適当だったのかも知れない。メールのやり取りは2週間くらい。「初めまして」の挨拶は、彼女が用意した高級シティホテル、エグゼクティブツインの部屋であった。

 2時間後には、極々ベーシックなプレイに過ぎなかったのだが、彼女にとっては、経験したことのないプレイが次から次へ続いた。

 その30分後には、27年間で初めてイクことになる。彼女が幸福な星の下にあったのは、その一度を皮切りにその日の内に何度も何度も達するようになってしまったことだ。

 それから1年後、すっかり体質が変わってしまったLさんに、質問してみた。
「ねぇ、イケるようになって、何が変わった?」
「自分のことを好きに思えるようになったことかな」

頬を染めて恥ずかしそう言った。

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