FEEL BODY ~vol.09 歳をとっても大丈夫!恋はカラダを変える!?
今回は、私のカラダに驚くべき、初めての変化があったので、その報告を。
少し前、下腹部痛があったので婦人科へいくと、子宮内膜症との診断。
そういえばここ数年、めっちゃ生理が重く鎮痛剤が生理後三日は手放せないわ、性交痛もだんだんひどくなるわ、むきー!と思っていたのですが、このせいだったのですね。
子宮内膜症は、必ずしも治療せねばならないわけでもなく、様子をみるなどの場合もありますが、私の場合、生理がとても重い。そのため貧血もかなりヒドい、ということで、ちょっとキツめの療法「偽閉経治療」を始めることになりました。これは、薬で女性ホルモンをとめて、閉経状態を作り、生理をストップさせるというもの。
その薬を服用し始めて一ヶ月ぐらいたったころ、愕然としました。
「あれ?今私、まったく性欲がないー!」セックスしても、まったく濡れないし、感じない。今までも、セックス今はいいや、と思うことはもちろんあったけど、それとはまた別。「セックスってなんでしたっけ?私に関係ありましたっけ?」ぐらい。じゃあ、別にいいじゃん、とはならず、けっこう衝撃をうけてしまいました。
ええー性欲がないなんて、なんだかさみしいよー。
でも、いずれ、あと何年かたったら、本当の閉経がやってきて、性欲が、いよいよどこかにいってしまうのだなぁ、と未来のことまで思って、しみじみさみしくなっていました。
ということを、友達に元気なく、ため息まじりに話していたら彼女は、「閉経しても、カラダは答えるんですよー!」いうエピソードを教えてくれました。それは、彼女の知り合いの60代の閉経を迎えた方のお話。
その方に、30代の素敵な恋人ができたんですって。彼女は、歳がつりあわないから・・・と最初遠慮してたんだけれど、彼のほうが本気で彼女に惚れたらしく、お付き合いまでに発展したそうです。
そして、関係が深くなっていくうちに、性欲も芽生えてきてだんだん感じたり濡れるようにもなり、会うたびに離れがたいようなラブラブな時間を過ごして、ついには、生理のような、周期的な出血まで復活。なにー!恋の奇跡…。
歳をとっても、本当にセックスしたい、 素敵な相手が現われたら、カラダはそれに素直に反応するんだなあと。さらに、この話をきいちゃったら、本当に好きになったら、濡れなかったり、感じなかったりしても、カラダをふれ合せたりしたくなるだろうし、
それができるんならいいや~、とも思えました。逆に心が欲求してなかったら、特に無理に何かする必要はないんやな、と。カラダは、たのもしいもんや~。
というわけで、プレ更年期体験を味わいつつ、なんだか希望が持てた今日この頃です。
ちつ☆トレ 荻原かおる(著)
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