TABOO ~女人禁制から考える性的タブー

さて、連載8、9回目では、女人禁制の話も絡めて改めてタブー(禁忌)とはなんぞや?ということを考えていきたいと思います。このコラムで、世界様々あるタブーの中でも、性に関するものをいくつか紹介してきました。
大勢の人間が共同体を築き、その中で共に暮らしていくためには、決まりごとが必要になってきます。その決まりごとというのは古くからの伝承かもしれないし、新たに作り上げるものかもしれません。
決まりごとを作るのは、その共同体に秩序をもたらし、支配者や統制者にとって都合の良い社会にするためでもあります。もちろんそれだけではないこともあるでしょう。
守るべき規範、敬うべき対象、畏怖すべき存在を設定することで、共同体の結びつきを強めることができるのです。

そうした結びつきを崩壊させるような、共同体を解体させてしまうほどのパワーを持つものがタブーの対象にされるのです。人間が本質的に持つもの、性欲や食欲などがその代表です。

女人禁制の禁忌もその多くは、女性の持つ穢れ(前回参照)や男性に性的欲求を抱かせてしまう魅力などが共同体の秩序を乱すものとみなされ、特に宗教上禁欲的な生活を営む男性社会からはじかれてしまったことの結果なのです。
これだけ聞くと、男を誘惑する女を排除するのが女人禁制、というイメージを持ってしまうかもしれません。女性差別ではないか、と憤る方もいらっしゃるでしょう。

しかし現代でもこうした女人禁制の掟を守っている人々は決して女性を差別しているわけではないと思うのです。脈々と受け継がれてきた伝統を守っている。神聖なるものを守ることが重要なのであって、女性を蔑んでいるのでも軽んじているのでもないのではないか、と。

現代ではジェンダーの問題に非常に敏感になっている方が多くいらっしゃいますし、実際女人禁制となっている場所に非常に焦がれている女性がいれば、これは残念なことでもあります。
けれども、他者が大事に守っていることを、自分の主義・思想だけで判断して、それをやめさせようとするのは少々違うのではないかな、と。例えば、宗教的な理由で食べてはいけないものを、無理やりに食べさせるのと、ニュアンスは似ているのではないでしょうか。

こうした女人禁制の禁忌は、ジェンダーの問題とみなされて様々な物議を醸しています。
いやはや、難しい議論です。
禁忌とは何なのか、現代に生きる私たちが取るべき姿勢とは一体どのようなものなのか。

次回、このあたりのことを考えていきたいと思います。

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