LESSON ~vol.14 恋愛とセックスは別腹

大昔は、「結婚するまで処女」がスタンダードだった。女は家の財産。無傷でいいトコに嫁がせねば、という家制度のおかげで、結婚前にそんなことするのははしたない時代だった。ところが最近では、「ヤラハタ」なんつー言葉もあるくらいで、初体験年齢は下がっている。セックスを経験せずに20歳を迎えることが恥ずかしいという世代が存在する。しかし、初婚年齢は上がる一方。シングルマザーもかなり増えてる感もあり、結婚とセックスは、離縁したんじゃないかってくらいだ。結婚するとかえってセックスレスになるっていうしね。

女にとってセックスは、子作りのためというより、愛情確認の要素が強い。好きなら十代でもエッチOK、好きなら不倫もOKてなもんで、「愛」がセックスの言い訳になってます。昔は、結婚しなければ出来なかったことが、「愛があれば」大丈夫。なんて、ステキな時代さね。

しかし、男にとってセックスは、性欲が基準ではないでしょうか?愛って、ヤリたいってことなの?ヤリたいはヤリたいに過ぎないんじゃないか、ってことがわかっている男性のためには性風俗があり、経済力さえあれば愛人を囲うこともできる。愛を求める女は、ヤリたいだけの男性にヤリ捨てられないよう、相手を吟味しなければいけないから厄介だ。いきおい、セックスそのものの満足は二の次になる。

この不公平も最近是正されてきたようで、女性も性欲を自覚できるようになったと思います。最近のギャルは、ホストクラブに男を「喰いに」行くと言ってはばからないそうで、イケメンホストは戦々恐々としているらしいよ。ラブリーポップのような、女性の性を扱う店もあることだし、セックスのためのセックスを、女も謳歌できるようになったんじゃないかな。

それでも、恋愛とセックスはどうしても一緒じゃなくちゃイヤという女の子が多いのも事実。確かにどうでもいい相手と、どうでもいいセックスをするのはいただけないな。でも、もしその男がとてもいい技術を持っていたら、セックスが良くて好きになることもあるのでは?となると、自分を気持ちよくさせてくれる相手には、広く愛情を持てるものだと思いませんか?決まった相手との関係で満たされないなら、そこに閉じこもっている必要はないんじゃないかな。

恋愛のトキメキと、セックスの快感が一致したらそりゃ素晴らしい。でも、それを常に求めてたら、二兎追うものは一兎をも得ずになっちゃうよん。

 

著者:山口みずか
現役高級ソープ嬢、ライター、作家。
「1996 AIDS文化フォーラムin横浜」の講演会「性風俗とHIV/AIDS」に  パネリストとして出席、現役の性風俗嬢が公に発言した講演会ということで話題を呼んだ。著書に「性器末コレクション 」(イースト・プレス)、「てぃんくる系必勝講座」(太田出版)、「Hの革命」(共著・太田出版)など。

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