LESSON ~vol.09 感じるカラダをつくりましょう。

一日に鏡を何回くらい見ますか?

顔を洗うとき、歯を磨くとき、朝と夜、最低でも二回は見るよね。じゃあ、顔以外の場所はどうでしょう。お風呂上りに全裸を映してボディチェックはしてる?それすらしてなかったら、自分の身体にあまり関心がないといえるかも。いわんや、まんこを映したりなどしないのでは…。

オナニーは、まんこを見ずともできてしまう。確かに、あの、ビラビラの赤黒い肉塊を見ても萎えるだけかもしれない。敢えてオナニーするときにまんこを見る必要はないでしょう。しかし。

つまり自分では把握していない自分の身体を、他人であるダーリンに預けるのがまんこを見ない女のセックスというわけ。気持ちよくして欲しいけど、自分じゃデキナーイ、よろしくダーリンってそれはそれでアリだけど、それじゃオナニーのやり方はわからないだろう。自らの快感を全て男にお任せするのなら、あえてオナニーはしなくていいんじゃない?ひとりでも、ちゃんと気持ちよくなれる女になりたいなら、まずはまんこを見ることから始めましょう。よく言われるように、自分で自分を可愛がってあげなくちゃ。

セカンドステップ。気持ちよくなるためには、神経回路を作りましょう。

自分でまんこを触っても気持ちよくない人は、手のほうに意識がいっちゃってる可能性大。私も初めて自分でまんこを触ったときは、ぐにょっとした手触りを「気持ち悪ぃ」って思ったものです。神経支配比という、身体の感覚神経の鋭さの分布で言えば、手(指先)ってかなり繊細だから、まんこ感覚より優位なのは当然かと思います。他人に触って貰うぶんにはまんこに集中できるけど、自分でやるには手を動かしながら、意識はまんこに行かなきゃいけないわけさ。そういう意味ではローターとかバイブって便利ね。

ところが、セックスより先にオナニーを覚えたかおるちゃんは、自分の手の感覚なんてはなから意識したことないって驚いてた。逆に自分しか触ったことのないまんこを男に触られることのほうが変な感じだったっんだって。

やっぱね、欲望が先にあれば、自然とそっちに意識は向かうわけよ。情報が先行して、いくらアタマで考えたって、カラダをそういう方向に躾けてないと、反応しないのも当たり前。もちイメージトレーニングは大事だけど、肉体は鍛えないと発達しないのよ。感じるカラダになるには実践あるのみってこと!

 

著者:山口みずか
現役高級ソープ嬢、ライター、作家。
「1996 AIDS文化フォーラムin横浜」の講演会「性風俗とHIV/AIDS」に  パネリストとして出席、現役の性風俗嬢が公に発言した講演会ということで話題を呼んだ。著書に「性器末コレクション 」(イースト・プレス)、「てぃんくる系必勝講座」(太田出版)、「Hの革命」(共著・太田出版)など。

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