LESSON ~vol.05 自分の欲望を知ろう!

例えば、ひとりエッチのときどんなこと考えてする? 過去のドキドキした性体験、それとも想像上のシチュエーション?相手は好きな彼や芸能人?それとも顔のない見知らぬ男…。 頭の中はみんなそれぞれに“ツボ”にはまる妄想ネタがあるはず。ちなみに私はよかった経験を反芻するタイプ。実体験が多いけど、フィクションなら痴漢モノが好き。

そういう妄想と、現実にドコを触れば気持ちいいかは別の話で、頭は空想に浸りながらも、手元は感じるポイントを求めてローターなどをさまよわせているはず。イケるポイントがわかっていれば、想像力のほうに重点を置いて少しイクまでの時間をじらしてみたり。多分身体だけでもイケると思うけど、脳を刺激したほうが断然気持ちいい。

イケないという人は、身体がついてこないのかな。想像ばかり大きくなって、濡れるけどイカない。あるいは逆に、身体に頼りすぎて妄想力の後押しが足りないとか。こういうのって、自分以外のことはわかりにくいな。 けれども反面、自分のことがよくわかってない人も多いんだよね。男に言われるままに、「ココがいいんだろう、え、オマンコ最高か、うひひ」なぁんておもちゃにされて、ホントはいまいち感じてないのに「こういうものなのかな」で済ませてない?

ことセックスとなると、相手もいることだし、自分の快楽だけを追求するわけにもいかないもんね。むしろ男のほうにリードさせてあげないと、チン子様のご機嫌を損ねることにもなりかねない、なんて、あーめんどくさい!

でもたぶん、それがセックスの面白さでもあると思うんだ。相手の出方を窺いつつ、もどかしかったり切なかったりする。相性も含めて、自分に合う相手かどうか見極めるには、最低三回くらいはエッチしてみないとわからないと思う。

それでセックスはどうも合わない、ってことになっても、お付き合いが始まっちゃってる場合は困ったもんだね。セックスがお付き合いの目的なら別れればいいけど、ケッコンを目指してたりして、他の条件は申し分ないなんてときは悩むでしょう。 そういうときは、自分に問いかけてみるのです。何が一番欲しいのかって。ラブラブでエッチも最高で、優しくて経済力もあって…そんなパーフェクトな殿方はいません!

私は、一人の男に全てをかける必要はないと思う。もちろん一対一じゃなきゃイヤって人もいるだろうけど、それなら他の欲はあきらめなさいって話。相手が自分の一番求めるものを持ってないなら、捨てるか他で調達するしかないっしょ。だから、自分の欲望をちゃんと把握してないと、「こんなはずじゃなかった~」ってことになるわよ。

 

著者:山口みずか
現役高級ソープ嬢、ライター、作家。
「1996 AIDS文化フォーラムin横浜」の講演会「性風俗とHIV/AIDS」に  パネリストとして出席、現役の性風俗嬢が公に発言した講演会ということで話題を呼んだ。著書に「性器末コレクション 」(イースト・プレス)、「てぃんくる系必勝講座」(太田出版)、「Hの革命」(共著・太田出版)など。

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