LESSON ~vol.03 その男と一緒にいて濡れるのか?!

仕事でセックスしまくっている私は濡れにくい。特に仕事場では興奮しなくてもうダメダメ。でもまんこにローション仕込むのが下手なのでツバつけたりしてそのまんまやってて、やってるうちに濡れてくるから凄いなあ、とよく思う。眠れなくてローターでオナニーするときもなかなか濡れない。やってるうちになんとかなるものなのだ。しかし、こないだたまたまエロ漫画を読んでて途中でトイレにいったら濡れ濡れでびっくりしたよー。自覚はないのに興奮してたんですね。そんなときにするオナニーはめちゃくちゃ早漏。

そして。好きな男といるときも同じなんです。普通に会話してるだけなのに、あれれ濡れてるとか、ちょっと触れただけなのにヤバイくらいになってたり。あーこれでエッチしたらと妄想する必要もないくらい、脳が勝手に反応しているわけ。若いころはこれが見境なく発動されたので、性欲でしかない自覚があった。今は経験を積んで、相手を選ぶセンサーが多少発達したようです。好きな男はヤリたいと思える男というふうに、愛と性が一致したみたい。愛=性欲なのかというのはちょっと疑問は残るけどね。でも、せっかくそうやって選んだ相手と、ヤリたいのにヤレなかったりして、それがまたもどかしくて萌えるっ!私にとっては、イクことより濡れることのほうが重要なのです。だってイったら終わっちゃうんだもん。

さて、それで思ったのが、オーガズムには「興奮→濡れる(起つ)→触る→イク」というパターンと、「触る→気持ちよい→濡れる(起つ)→イク」という二つのコースがあるのではないかということ。男は視覚で興奮して、触る前にチンコ起ってることが多いから前者のほうが優位だけど、女の子は最初から濡れてなくても始まっちゃえばなんとなく気持ちよくなってくる。マニュアルの類では前戯に時間をかけろって必ず言われるのもこういう体の構造からくるんじゃないの。しかし、ヤル前から興奮して濡れ濡れの女体にしつこい前戯は要らないと思いませんか。興奮するということは、イクまでの時間を短縮する手段でもあるわけだ。

そう考えると、イケない女性は身体だけでエッチしてるのでは。もしかしたら、身体はスタンバっているのに、エッチに対する罪悪感とか、嫌悪感とか、心をセーブしてるからイケないのかもしれない。なんにしろ、脳が興奮してないと濡れにくいし、イクためのハードルも高くなる。一緒にいるだけで濡れるような相手だったら、スタートラインが高い分、かなりの確率で気持ちいいエッチができるはずだと思いませんか?

 

著者:山口みずか
現役高級ソープ嬢、ライター、作家。
「1996 AIDS文化フォーラムin横浜」の講演会「性風俗とHIV/AIDS」に  パネリストとして出席、現役の性風俗嬢が公に発言した講演会ということで話題を呼んだ。著書に「性器末コレクション 」(イースト・プレス)、「てぃんくる系必勝講座」(太田出版)、「Hの革命」(共著・太田出版)など。

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