「全国版 あの日のエロ本自販機探訪記」読んだ!

本の紹介サイトでこの本の紹介を読んだとき、どれだけぶっ飛んだ人が書いている、ぶっ飛んだ内容の本なのだろうかと、びくびく・どきどきしながら読んだのですが予想はいい意味で裏切られました。

取り扱っている題材は「エロ本自販機」ですが、とても丁寧なつくりの本でした。
(なんか偉そう・・・・?批評したいわけじゃなく、ただの感想です。あしからず・・・)

まず最初に本を手にとって驚いたのはその厚みと重みだったのですが、ぱらぱら~っとめくって納得。まるでまっ○るとか、○るぶ等の旅行ガイドのよう。全国各地に点在しているエロ本自販機のマップはもちろん、外観だけでなく内部の写真や特徴、動いているのかいないのか、最後に著者が稼動を確認できた日はいつか、など、事細かに記載されています。

何より興味深かったのは、私が住む千葉県ではエロ本自販機は絶滅している、という事実を知ったこと。何となく、それらしい小屋を、田舎の方の、人通りも車通りもほとんどないような道を通った時に見た記憶はあるのですが、あれはもはや廃墟だったのでしょうね。

あの廃墟もかつては、夜な夜なひっそりと灯りをともし、人の目を気にしつつも、ワクワク(ムラムラ?)を胸に秘めた人たちが集まって、輝いていた時代があったんでしょう。

今はスマホでオカズもグッズも簡単に注文できて、何なら動画のDLや電子書籍で、数秒でオカズをゲットできる時代ですから、こうした自販機は廃れいくのも当然ですが、せめて秘宝館とかでね、こういうのもあったんだよ~っていうひとつの文化として、残していけたらいいのになぁ、と思いました。

※この本を読んで、エロ本自販機を見に行ってみよう!と思った方、私に言われなくともおわかりなのは重々承知ですが、その性質上、暗くて人目に付かないところにあるのがほとんどですので、安全には十分ご留意いただきますようお願いいたします。

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