骨盤底筋（ちつトレ）について

『骨盤底筋』ってなに？

骨盤底筋とは膀胱などの内蔵が引力に負けて落ちてしまわないよう支えている部分のことで、複数の筋肉の膜でできています。膣のしまりを左右する、骨盤底は加齢や出産、運動不足により働きが弱まります。そのため、くしゃみをした瞬間おしっこが漏れたり（尿失禁）、子宮が膣の中に垂れ下がってくる（子宮脱）などの症状があらわれることがあります。骨盤底の中には自分で働かせる筋肉もあります。例えばPC筋（Pubococcygeus muscle:恥骨尾骨筋）この筋肉はおしっこを出したり止めたりする時に使われる筋肉です。

膣のしまり（PC筋）は腹筋っや背筋のように自分で鍛えることができます。トレーニングすると尿漏れなどの不快な症状を改善するだけでなく、女性の性感を増し、膣でのオーガズムに達しやすくなります。

膣の中の筋肉も顔や身体と同じで年齢と共に弱まります。重力には逆らえません。いつまでも締まった膣を保つためにトレーニングをしましょう。

最近では「挿入するだけで膣が締まる」というような効果を謳うスティックがあるようですが、筋肉を鍛えるものではないため、一時的にしか効果がありません。また、こういったスティックはデリケートゾーンに使用するにも関わらず、成分表記をされていない場合が多いため、使用後に肌トラブルを起こしてしまう可能性もございます。
ですから、締りのある膣を維持する最善の方法は骨盤底筋体操（ちつトレ）なのです。
ちつトレは年齢に関係なく、何歳からでもはじめることができます。締りを上げるということは骨盤底筋を鍛えるということですので、ちつトレをこつこつと続けることは勿論のこと、電車を待っている間は爪先立ちで待つ、猫背にならないように気をつけるなど、「骨盤底筋を意識する体勢」を普段の生活に織り交ぜて頂ければ効果的に骨盤底筋を鍛えることができます。
また、当店ではちつトレ用のトレーニンググッズ（通称：ちつトレボール）も取り扱っております。
使用して頂くことによる利点としては、膣が締まる感覚が掴みやすかったり
膣の筋肉に負荷をかけて鍛えることができる等ございます。例えば膣を腕、ちつボールをダンベルに代えて考えると分かりやすいかと思います。腕の筋肉は、腕立て伏せなどトレーニンググッズを使わなくても鍛えることができますがダンベル等のトレーニンググッズを使用することにより、更に効果的に鍛えることができる。膣トレボールもそれと同じとお考え下さい。

締まりを鍛えるということは筋肉を鍛えるということですので、短い時間でも長期的にトレーニングすることが大切です。

ちつトレってどうやるの？

◎指を使った簡単なトレーニング

膣に指の第一関節くらいまでを入れた後、息をゆっくり吸いながら下腹部とお尻に力を入れます。膣内で指がキュッと締め付けられるような感覚をキープしたまま10秒、その後、ゆっくり息を吐き出しリラックスします。

◎ちつトレボールを使った簡単なトレーニング

上記の運動をより効果的に実践するためのグッズとしてちつトレボールがあります。タンポンを入れる時のように、無駄な力はいれずリラックスした状態でボールをゆっくり挿入します。ボールが入ったら、息をゆっくり吸いながら下腹部とお尻に力を入れます。「膣でボールを掴むような感覚」を意識するように力を入れましょう。

トレーニングは一日10分～15分ほどをおすすめしております。膣内の筋肉をトレーニングするものなので、やり過ぎてしまうと筋肉痛になってしまう恐れがあります。一日の内短い時間で、長期的に継続していただくのが、地道でも最も効果の出るやり方です。