Midnight Talk ~vol.19 0と1の恋愛

 

日本には四季のあり、月の満ち欠けと同様に、それは女性に影響を与えているかのようで、春ともなると何かと行動が活発になる。
ヒトはフェロモンによる発情を捨て、また、四季に関係なく年中発情できるよう進化してきたのだが、現実は、春、この時期から発情する機会が増える。 「情報」(0と1で分解できる)で発情することをヒトの遺伝子は選択した。

ヒトが春に発情しやすいのは、いろんな意味で情報が氾濫し始める時期だからであって、単純に陽気が暖かくなってきたからだけではなさそうだ。情報が集積しやすい場所は、色気のある話しが溢れやすい。田舎より都会、電話回線上よりインターネット上、、と言う具合に、、、。

春は新しい出会いが期待される。人々はモノトーンな装いから、梅春モノと呼ばれる新作を身に纏う。
そして、短くなるスカートの下から、マフラーのない色白の首筋から、本来ヒトの発情に必要が情報が発信されてくる。

「ヒトは情報で発情する」と仮説立てたときのあなたの恋愛戦略は、「相手のことを理解しつくし、自分のことは教えない」が、「百戦危うからず」への道だ。

恋愛下手なあなたはここで失敗する。自分を知って欲しいと思い、自分を売り込もうとする。徹底的に相手を理解することが重要で、「自分のことは相手に教えない」の鉄則から、相手を理解していることすら、相手に教えないことだ。

あなたはすでに相手を研究し尽し、彼がコーラが好きなことを知っている。しかし、「コーラ、好きなんでしょ?」と言って渡してはならない。この辺りは誰でもできることだが、どうしても自己顕示欲が邪魔してできない女性も多い。

「自分のことは教えない」は、なんでも隠せばいいと言うわけではない。肝心なことは隠す、と言うことだ。「肝心なこと」と言うのは、重要なこと、価値あることだ。あなたがベトナム料理が好きだと言うことを隠す必要はない。ただ、あなたに「隠すべき重要なこと、価値あること」があるかどうかが問題だ。

自分を磨いている女性は美しいのは 、隠すべき価値あるものが豊富にあると言うことと同義だ。自分の夢やあなたの心の支えになっている作家や音楽は隠してしまおう。もちろん、一生黙っていろと言うわけではなくて、出し渋りするのがいい。

隠すべき価値のあるものがない、と言うあなたは今から作ってしまえばいい。それが楽器でも踊りでも英語や料理などの習い事でもいい。

自分は理解されていると感じると、人の心はその理解者を理解しようと働く。それは情報のバランスを保とうと言う本能だ。いつもあなたのことを言い当ててしまう友だちがいたとしたら、どうしてもその友だちが気になって仕方なくなるのと同じだ。

見たいのに見せてもらえないとき、人は強烈な興味を強いられる。(それを「エロチズム」と言う) その状態に相手をもっていけたら、その恋愛はあなたのものだ。

 

 

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